インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンは前冬に流行したインフルエンザウイルスなどからこの冬流行しそうなインフルエンザの株を検討して数種類合わせて作っています。
数種類のうちうまくワクチンが合致した場合には顕著な効果が得られます。一方でこの冬になって流行するインフルエンザウイルスとかけ離れたもになってしまった場合には、ワクチンの効果の程度もよくわからないことはあります。
インフルエンザワクチンの効果は、人によって違います。
65歳未満の健康な成人より高齢者や慢性疾患を持つ人では、インフルエンザワクチンによるインフルエンザ予防の効果は落ちますが、インフルエンザの重症化やインフルエンザによる死亡を少なくする効果はあります。
インフルエンザワクチンによって、自宅にいる高齢者が医療機関へ入院するのを30-70%減らす効果が見られたとする研究もあります。
インフルエンザワクチンによって、介護施設の入所者が入院や肺炎になったり、死亡したりするのを減らす効果があるという研究もあります。
インフルエンザワクチンは年内に接種しておくのがいいでしょう。
| 固定リンク