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2008年4月

2008年4月20日 (日)

体にいい生活を心がけましょう。

体にいい生活10ヶ条は・・・

1・十分に睡眠をとる。

2・飲酒は少なく、週1~2回に。飲んでも飲まれるな。

3・定期的に運動をする。

4・魚や野菜をよく食べる。食欲の秋です。

5・食事は腹八分目にする。

6・ストレスを発散する。

7・趣味や生きがいを持つ。

8・水分を適度にとる。

9・よく笑う。

10・タバコはすわない。禁煙は基本です。

中高年になったらなおさら気をつけましょう。

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2008年4月 1日 (火)

下血と血便

肛門から血液が排出されるのが、広い意味での下血です。

広い意味での下血はタール便とも言われる狭い意味での「下血」と粘血便とも言われる「血便」に分けられます。

コールタールのような「下血」は主に胃、十二指腸などの上部消化管からの出血がまず考えられます。

赤い血液が胃酸で酸化されて黒くなるのです。

一方で便に赤い血液や粘液と血液が混ざった「血便」は横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸などの下部消化管からの出血が考えられます。

血便を来たす病気の第一は肛門(内外痔核、裂肛)です。

内痔核は肛門周囲の静脈が腫れた状態で痔の6070%を占めます。排便時に真っ赤な出血がでるのが典型的です。痛みはないのが普通です。軽度の内痔核は便通をよくするのが治療です。中等度の内痔核では薬物療法または凍結療法で治療します。脱肛になると手術を受けないと根治出来ません。

外痔核は出血はみられませんが、時に血マメ(血栓)を形成して激しい痛みと肛門周囲の腫れを生じる事があります。血栓は痛み止めの坐薬で治療すれば1週間位で楽になります。痛みが激しい場合は局所麻酔下で切開摘出すると早く楽になります。

血便は大腸ポリープでも生じます。

ポリープには癌化が問題になる腺腫や炎症性のポリープがあります。ポリープからの出血は様々で、全く出血のみられないこともありますし明らかな血便のこともあります。また粘液と血液の混ざった粘血便のこともあります。大腸ポリープは大腸ファイバースコープによる切除術が必要になることもあります。

血便で気をつけなければいけないのは大腸癌です。食生活の欧米化に伴い、脂肪の摂取量が増加し食物繊維の摂取量の低下して近年日本人の大腸癌は増加の傾向にあります。

大腸癌の約23は直腸およびS状結腸に発生します。大腸癌の初発症状は血便、便通異常、腸閉塞(腹痛)、腹部膨満、貧血、体重減少、腹部腫瘤などです。

血便は潰瘍性大腸炎でも認められます。

粘血便や下痢が持続する慢性の病気で、直腸から連続性に結腸に向かって炎症が波及します。緩解と再燃を繰り返し慢性的に経過します。

厚生省特定疾患潰瘍性大腸炎調査研究班による重症度分類の診断基準は①下痢(6回以上)②血便 ③発熱(375度以上)④頻脈(90/分以上)⑤貧血(Hb10gdl以下)⑥血沈(30mm以上)などの項目により重症、中等症、粗症に分類されます。さらにひどい場合は激症とよばれます。

血便はクローン病でもまれに認められます

特に痔痩をよく合併し肛門病変が初発症状で発見されることもあります。長期の内科的治療が主体ですが外科的手術が必要な場合もあります。

血便は感染性大腸炎(腸結核、アメーバ赤痢、細菌性赤痢、サルモネラ、腸炎ビブリオ、キャンピロバクター腸炎など)でも生じます。病原性大腸菌0157による腸炎も感染性腸炎です

血便は虚血性大腸炎でも生じますが、原因は動脈硬化などで大腸の血液の流れが悪くなって生じるとされています。突然の腹痛、血便、下痢などの症状を生じて発症します。安静、絶食、輸液などを行い経過を観察するだけで大部分の症例は治ります。

薬剤性大腸炎でも血便を認めますが、抗生物質、痛み止め、抗癌剤などのうち、もっとも多いのは抗生物質です。他の大腸炎と症状は同様で腹痛、下痢、下血がみられます。

血便をみたら必ず早い時期に専門病院を受診して下さい。

痔疾患なら命に別状は来たしませんが、大腸癌なら放っておくと手遅れになります。

自分は痔が悪いのだと決めつける、または恥ずかしいといって放置されるのが一番よくありません。

やはり早期発見、早期治療が大切です。

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