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2017年8月20日 (日)

高齢者総合機能評価CGAとPOBSフレイル予防における多種連携の重要性について

 平均寿命と健康寿命の乖離問題(男性9年、女性12年程度の差)が指摘されており、健康寿命を延伸させるためのフレイル(虚弱)対策が必要になっています。

 フレイル(虚弱)にはPフィジカル(身体)面、Oオーラル(口腔嚥下栄養)面、Bブレイン(脳神経精神)面、Sソーシャル(社会)面における機能チェックと対策トレーニングが必要になります。

 葛飾区医師会では葛飾antiフレイル活動POBSとして、健康寿命延伸のためのPOBSフレイル予防をPOBSチェックリストとPOBSトレーニングメニューを用いて推進する活動を行っています。 

 一方で老年症候群に対しては高齢者総合機能評価CGA(comprehensive geriatric assessment)も用いられており、CGA1、2基本的ADL(1入浴2排泄等、Barthel index)、CGA3手段的ADL(交通機関利用等、Lawton index)に関してはPOBSフレイルのPフィジカルフレイルOオーラルフレイルSソーシャルフレイル対策が重要になります。

 CGA4意欲(面会時挨拶等、Vitality index)、CGA5情緒(無力感抑うつ等、Geriatric Depression Scale)に関してはPOBSフレイルのOオーラルフレイルBブレインフレイルSソーシャルフレイル対策が重要になります。

 CGA6、7認知機能(6復唱7遅延再生等)に関してはPOBSフレイルのBブレインフレイル対策が重要になります。 

 このように高齢者の老年症候群対策、健康寿命延伸対策にはPOBSフレイルのチェックリストやCGA評価を踏まえて疾患管理を担う医療機関を中心に多職種でのPOBSフレイルトレーニング対応が必要になリます。

2017.8.20  葛飾区医師会 地域医療部  地域包括ケア担当 理事

大山クリニック 院長  大山高令

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