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2005年12月 4日 (日)

医療制度改革

医療制度改革が話題になっているが、医療制度を考える際には今後の日本、少子高齢化を十分に考慮しなければならない。

医療には急性期疾患・慢性期疾患・難病などの分類がされるが、これまでの医療制度はWHOからお墨付きをもらっている優良医療制度であることも忘れてはいけない。

では少子高齢化・病気の種類(急性期疾患・慢性期疾患・難病)で医療制度をどう再構築させていくのか。

現在の方向性では高齢化に対しては介護保険・高齢者医療保険制度での対応を行おうとしている。介護保険には福祉分野も包み込み、高齢者医療保険制度では保険より税財源中心に医療補助的な要素を強めようとしている。高齢者・福祉対象者にも効率化の仕組みを導入しようというわけである。

この方向性では受けられる医療・介護・福祉は限定されたものになる危険がはらんでいる。また富豪層と貧困層での差も広がる。

少子に関しては改正医療保険でも一層の充実が盛り込まれているものの、実際には供給側の医療施設・医療従事者の不足がゆがめない。制度的な促進策が功をなしていないのである。医学部教育システムの面の方に問題があるのではないか。

急性期疾患・慢性期疾患・難病の病気別に関しては、急性期疾患は現在の医療保険制度が十分に機能している。慢性期疾患に関しては予防医療が重要だが現在の医療制度はその対応が十分でない。生活習慣の健全化を社会全体で進める必要性がある。難病に関しては道州制での疾病センター管理が効果的であろうが、医療制度は各県乱立状況で功を奏していない。

医療保険改革も重要だが、医療システム、特に道州制での疾病コントロールを重視した医療制度の構築が今後の日本には必要ではないか。医療の質と効率性には欠かせないシステムのような気がする。医療の質と安全には効率一辺倒では不可能な面もあり、特に安全にはコストがかかることは忘れてはいけない。

更には「白い巨塔」はなくなってきているものの、道州制での医療教育システムも考えてみてはどうだろう。「白い医学教育桃源郷?」ができるかもしれない。

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