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2006年2月27日 (月)

塩分制限

塩分制限は高血圧にはもっともいい食事療法です。

また、塩分制限は胃がん予防にも効果的です。

高血圧の患者では塩分を一日6g未満に抑えることが大切ですが、2003年の日本人の平均摂取量が11.2gであることからすると厳しい要求でもあります。

しかし、味覚は慣れの要素も大きいので地道な努力が大切です。

高血圧の患者では一日の塩分を1g減らすこと度に血圧が下がっていくといわれています。

一方の胃がん予防でも、塩分摂取量の多い集団は塩分摂取量の少ない集団より2倍以上も胃がんが起こりやすいともされています。

胃内の塩分濃度が上昇すると胃粘膜の傷害が起こり、胃がんがおきやすいとされているのです。

さあ、塩分制限に取り組んでみましょう。

ラーメンを食べたで汁を全部飲むと塩分9g程度ですが、汁を2/3残すと塩分は5g程度に抑えられます。汁はぐっと我慢ですね。

ちょっとした我慢が大切です。

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2006年2月25日 (土)

グレープフルーツとお茶

すっぱくておいしいグレープフルーツ。

高血圧でカルシウム拮抗剤という降圧剤を使用している場合にはグレープフルーツを食べると薬の代謝酵素の働きが阻害される。

カルシウム拮抗剤を飲んでいる場合にはグレープフルーツジュースなどの飲用は禁物です。また高脂血症の治療薬の一部(HMG-CoA還元酵素阻害剤)や睡眠剤や抗ヒスタミン剤やステロイドホルモンもグレープフルーツと相性が悪い。

一方、お茶のタンニンは貧血の時に内服する鉄剤の吸収を阻害するとされています。

また、心臓の病気でワーファリンを内服している場合には納豆は厳禁です。

アルコールで睡眠導入剤を飲むのもいけません。

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2006年2月23日 (木)

胃のもたれ

胃のもたれは胃の中の炭酸ガスが原因であることもある。

炭酸ガスは胃の中の胃酸にすい臓からの消化液が流入する際に発生する。

一方で胃のもたれが病気のサインである場合もある。

十二指腸潰瘍や胃潰瘍や胃がんで胃の出口が狭くなったりすると食事の度に胃がもたれたりするので胃の検査が必要です。空腹時の胃のつっぱりや早朝の胃のおもい感じをきたす場合もあります。

胃の感覚は漫然としているので、胃が悪いと思ったら胆石症であったり、背中の張りを伴っている場合にはすい臓がんであったりすることもある。尿路結石や腎結石でおなかの片側に症状がでる場合もあります。

もちろん精神的ストレスで食べられなかったり、胃がもたれたりする場合もあります。

内臓に実際に病気がある場合には胃の内視鏡検査やお腹の超音波検査や血液検査で病気はわかります。

内臓に病気が見つからない場合は精神的ストレスが原因の場合もありますが、消化管の機能障害であるNUD(non-ulcer dyspepsia)の場合もある。

NUDでは消化管をコントロールする神経の働きを正常にするため規則正しい生活をしたり、消化のいい食事にしたり、よく噛んで食事をしたりする心がけとともに内服治療の手助けが必要な場合もあります。

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2006年2月21日 (火)

小型フィットネスクラブ

フィットネスクラブのマシンは仰々しい場合が多いが、サーキットトレーニングで円形のマシンを各30秒、合計30分で終了する小型フィットネスがある。

JサーキットBラインといった形での小型フィットネスもあり、健康社会にはうってつけかもしれない。

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2006年2月19日 (日)

肺炎球菌ワクチン

高齢者ではインフルエンザや肺炎で死亡するリスクは他の年齢層よりも高い。日本人の死因では肺炎は第四位を占め、その95%が65歳以上である。

インフルエンザに対しては毎年ワクチンの接種が自治体の助成・推奨も含めて普及しだしてきている。

一方で、肺炎球菌のワクチンはなかなか普及していない。インフルエンザワクチンとはこ異なり、一回接種すると5年間は効果があります。しかし日本では一生に一回しか肺炎球菌ワクチンを接種できないことになっています。

元気な高齢者がインフルエンザや肺炎で亡くなるのを防ぐ面でも肺炎球菌のワクチン接種がこの寒い時期には勧められます。もちろん肺炎の原因がすべて肺炎球菌であるわけではないのですが、肺炎の半数近くは肺炎球菌が原因です。

また肺炎球菌も80種類以上の細菌があり、肺炎球菌ワクチンはそのうち20種類程度にしか効果はないので過信は禁物です。

肺炎球菌ワクチンはインフルエンザワクチン同様に自費での診療で行います。

近年ではいくつかの自治体でも肺炎球菌ワクチンの助成を行いだしています。肺炎球菌ワクチンはインフルエンザワクチンより副作用も少なくなっています。

高齢者以外にも糖尿病患者・肝腎障害のある人・脾臓を摘出した人・心臓や呼吸器疾患のある人には肺炎球菌ワクチン接種はお勧めです。

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2006年2月17日 (金)

脂肪細胞

脂肪細胞にはエネルギー源の貯蓄、ホルモンの分泌作用がある。

白色脂肪細胞では中性脂肪(油滴)を20倍の大きさまで貯蓄できる。

白色脂肪細胞の分泌するホルモンはPAI-1(血栓形成に関与。つまり動脈硬化を促進する)、TNF-α(炎症を引き起こし、インスリンの作用も落ち血糖コントロールが不良になる)、レプチン(高血圧に関与)などのあまり好ましくないホルモンがある。

一方でエストロゲン(女性ホルモン)やアデイポネクチン(善玉コレステロール)なども分泌するので適度の脂肪細胞は必要なようである。

一般的には悪者の脂肪細胞も一部ではいい働きもしているのです。

脂肪をためる働きはBMAL1という蛋白質が作用しています。この蛋白質は夜間に分泌が増加します。このため夜遅く食事をとると太りやすくなるようです。

メタボリック・シンドローム

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2006年2月15日 (水)

地域密着の夜間対応型訪問介護

2006年4月からの新しい介護保険制度で始まる地域密着型介護での夜間対応型訪問介護。

現在の中小訪問介護事業所には過酷な制度である。

オペレーションセンターを設けて(基本料金月1000円)電話対応するには事業所でかかえる利用者が一定以上あるか、何箇所かの事業所を運営していないと採算が合わない。

オペレーションセンターのない場合でも夜間自体の訪問介護を行う人材もパート中心の中小訪問介護事業所では対応が難しい。

訪問介護も大資本を中心とした企業に集約されたり、統廃合が進んでいく2006年になっていきそうである。その大手事業所も訪問介護を行うヘルパーは離職率が高いと聞きます。

ただ利用者にとっては夜間の介護の不安が解消されるものの、ヘルパーがいやいややるような環境では介護もなりたたないかもしれません。

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2006年2月13日 (月)

地域密着の小規模多機能型居宅介護

2006年4月からの新しい介護保険制度の目玉は介護予防と地域密着型介護である。

地域密着型介護には夜間対応型訪問介護や小規模多機能型居宅介護がある。

小規模多機能型居宅介護はデイサービス(通所介護)とグループホーム(痴呆対応型共同生活介護施設)と訪問介護を合わせたもの。

登録者25名程度の利用者に対して訪問介護の他、15名程度をデイサービス機能で受け、9名程度をグループホーム機能で預かる。

自治体の中学校区毎に拠点整備していく計画である。小さな特別養護老人ホームのような形態でもある。

過熱気味の有料老人ホーム建設ラッシュの次には、小規模多機能型居宅介護施設への転換、デイサービス・グループホームの過当競争後の転換も予想されます。

スケールメリットを生かせないので、経営サイドは管理が大変かもしれません。

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2006年2月11日 (土)

吸入型(注射不要)インスリン

米国で吸入型のインスリン製剤の販売が認可された。

以前から開発の報告はあったが、臨床実用第一弾が米国で今年中に始まる。

ただ、吸入型インスリン製剤は速効型インスリンであり、毎回の食事ごとの吸入が必要になりそうである。

現在多用されている注射型のインスリンは速効型・中間型・遅効型があり、速効型だけを使っている人よりは一日一回の注射でいい中間型や遅効型を使っている場合の方が多い。

一気に注射型から吸入型には移行しないであろうが、当面の注射型と吸入型の併用になったりする可能性はある。将来的に吸入式の中間型・遅効型が開発されたら注射型はなくなってしまうであろう。

毎回の食事ごとのインスリン吸入はインスリン注射に抵抗のある糖尿病のコントロールの悪い患者やインスリン注射ができない糖尿病の高齢者などには朗報である。

一方で、内服薬の場合は過度の低血糖発作などをきたす場合はすくないが、インスリン製剤吸入は過度の低血糖を来たす場合があるので要注意でもある。

いずれにしろ、インスリン吸入剤は日本での認可も早々に認めていくべきでしょう。

もちろん、糖尿病予防の過食、体重過多には厳重な注意が必要です。

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2006年2月10日 (金)

藤田元司氏とアレンジメント「シュガータイム」

藤田元司氏が心不全で亡くなられた。

心不全は高血圧からきたされるもの、虚血性心疾患からきたされるもの、心房細動などの不整脈からきたされるもの、腎疾患からきたされるものがあります。

高血圧からの場合、高血圧を予防する減塩・体重過多予防が大切です。虚血性心疾患からの場合、虚血性心疾患を来たす原因の糖尿病・高脂血症・高血圧の管理が大切です。心房細動から来たされる場合、甲状腺機能が正常なら内服コントロールを目指すしかありません。藤田氏は腎疾患から来たされる心不全で人工透析も行っていました。

心不全自身は強心剤や利尿剤での対処が治療の中心になりますが、労作時の息切れなどは日ごろ認められていたのではないでしょうか?

藤田元司氏というと現役時代を知らないので、巨人軍監督として巨人が弱体化した時に監督復帰して優勝に導くイメージがありました。

藤田氏は2度の日本一、4度のリーグ優勝をしている名将です。

現役選手時代もエース投手として慶応大卒業して社会人野球経験後の新人王 、27勝での最多勝、29勝で最高殊勲選手のタイトルも取っている一流選手です。

ご冥福をお祈りします。

癒しの入浴剤

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2006年2月 9日 (木)

介護予防:介護予防通所介護

2006年4月からの介護予防開始に伴い、通所施設でも介護予防通所介護が始まる。月額22260円(要支援1)か43530円(要支援2)の定額になる。

利用者は2226円の負担か4353円の負担になる。

現在の通所介護は老人サロン化しているのが現状で、要支援1、2の人の割合は多くはないものの、週に何度も来ている人が多い。

現在の要支援・要介護1(要支援1・要支援2の一部)は一回の通所介護が5720円か7090円である。前者で週1回以上、後者で週2回以上来ていた人は介護予防通所介護に行ける回数が少なくなる。事業所は送迎・入浴加算もないのでその分も加えて減収になる。

また介護保険の通所介護でも送迎加算(片道470円・往復940円)があったのだが、2006年4月からは送迎加算がなくなる。更に入浴加算が一般浴加算(440円)と特殊浴加算(650円)であったのが、一本化(500円)される。

送迎には大型ワゴンの送迎車と人員配置が必要であり、特殊浴には特殊浴槽と多目の人材が必要であり、そのコスト負担は大きい。

2005年秋の食事加算廃止同様に事業所側が全額あるいは一部負担を余儀なくされるであろう。その分の減収を見込まなければならない。利用者負担も増加が見込まれるであろう。

更に通所介護の施設規模ごとに報酬が変わり、スケールメリットを生かしてきた通所介護事業所の経営方針にも歯止めがかかりそうである。

一方で、栄養マネジメント加算一回1000円、口腔機能向上加算一回1000円、認知症ケア加算一日600円が新設され、個別機能訓練加算(機能訓練体制加算一日270円)が算定要件を変えられる。

通所介護の人件費は更に上昇していく懸念がある。

家族でゲーム

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2006年2月 7日 (火)

製薬業界再編

2006年4月の薬価引き下げで製薬業界の業界再編が加速する可能性がある。

売り上げ1.1兆円の武田薬品がどこをM&Aするかも注目だが、売り上げ9100億円の第一三共(三共・第一製薬)、8600億円のアステラス(山之内製薬・藤沢薬品)が再度どこかと合併してもおかしくない。

5300億円の売り上げのエーザイは独自路線を提唱しているものの、先行きは不明である。

売り上げ3200億円の中外製薬や売り上げ1800億円の万有製薬はすでにそれぞれロシュ(スイス)・メルク(米)といった外資の下にある。

売り上げ3100億円の大日本住友製薬(大日本製薬・住友製薬)、2300億円の三菱ウエルファーマ(吉冨製薬・ミドリ十字・三菱化学・東京田辺製薬)も次なる合併があるかもしれない。

新薬の研究開発費がからみ、国内では薬価引き下げが今後も続き、特許の切れた薬のジェネリックが次々とでてきて、国外の製薬企業は規模が何倍も大きいところばかりとあってはM&Aしか道がないのかもしれない。

まだ合併していない売り上げ2700億円の大正製薬、1900億円の塩野義製薬、1700億円の田辺製薬も数年のうちに合併するのではないか?

MR(薬の営業マン)の営業も他の業種の営業より楽な印象をうけていたが、今後は他の営業よりノルマが厳しくなっていきそうである。

癒しの入浴剤

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2006年2月 5日 (日)

公園の高齢者用遊具

公園には滑り台やぶらんこや鉄棒などの子供用の遊具が多い。子供の遊び、体力増強にはもってこいです。

ところが最近ではぶらさがりアーチ、前屈パイプ、背伸ばしベンチ、あしのばし、ふみ台わたりなどの高齢者用の遊具も一部で見かけます(千代田区東郷元帥記念公園、西神田公園など)。インストラクターを公園に派遣しているところもあるそうです。

2006年4月からの高齢者の介護予防の柱は通所での筋力増強、栄養改善、口腔ケアと訪問での閉じこもり予防。でも、身近な公園での介護予防は今でもできそうです。もちろん事故に細心の注意を払う必要はありますが、外での活動は介護予防に一番よさそうです。

現在の訪問介護でも外出訓練、通院介護などが行われています。その途中に公園を利用した介護予防訓練はいいアイデアです。現在はまだ行っているところも少ないでしょうが、区市町村もこういった設備投資を公共事業として積極的に行うべきではないでしょうか?現在あるインフラの有効活用にもなります。

昔は公園でよくラジオ体操をしていた記憶がありますが、最近はめっきり減ってきているような気もします。ゲートボールは時折見かけますが一時期よりも減っているような気がします。

高齢者が外出して日光を浴びると骨粗しょう症予防にもなります。公園での子供とのふれあいは認知症予防にもなります。公園を地域コミュニテイーにする発想はどうでしょう。ねえ、厚生労働省の方々!

家族でゲーム    癒しの入浴剤

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2006年2月 3日 (金)

リハビリテーション

リハビリテーションには理学療法と作業療法と言語聴覚療法があります。

これまではこれらの資格の下で一括してリハビリテーションとされてきましたが、今後は脳血管疾患等、運動器、呼吸器、心大血管疾患の四区分でのリハビリテーションに分化されていきます。

診療報酬も疾患別の評価体系になっていくようです。

急性期・亜急性期・回復期・維持期のリハビリテーションも疾患別のクリテイカルパスができていくことでしょう。

癒しの入浴剤

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2006年2月 1日 (水)

運動基準

生活習慣病を防ぐための運動基準案を厚生労働省がまとめた。

ジョギング・テニスなら週一回35分。

水泳・エアロビクスなら週一回40分。

歩くのは毎日66分(1万歩程度)。

自転車は週1回1時間。

洗車・床掃除・庭仕事は毎日66分。

最大酸素摂取量を基にした基準値のようです。生活習慣病予防のために心がけましょう。

子供とゲーム      浜口雄幸と小泉純一郎

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