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2006年3月31日 (金)

アスベストと煙草

比較的高濃度のアスベストに暴露した期間が長いと悪性中皮腫や肺がんになりやすい。

肺がん発症までの潜伏期間は10-30年もある。

アスベストによる肺がんは喫煙が加わると更にリスクが高くなる。一部の報告ではアスベスト暴露もなく喫煙歴のない群の肺がん死亡率を1とするとアスベストのみの暴露群では死亡率は5.17倍、アスベストの暴露と喫煙歴もある群では死亡率は53.24倍にもなる。喫煙歴のみでは死亡率は10.85倍である。

喫煙と肺がんでは喫煙指数=一日の煙草の本数X喫煙年数が肺がんの発症率に創刊している。

アスベストでも肺がんのリスクは「量-反応」関係を認め、アスベスト繊維X暴露年/L>25になると肺がんのリスクは2倍になるとされている。1本/Lで25年と、25本/Lで1年は同様のリスクになる。

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2006年3月29日 (水)

米国の民間医療保険

米国では一部で実際に役に立たない医療割引カードを売りつける詐欺商法が増加しているという。

米国では保険料が高くて民間医療保険に加入できない無保険層が多く、詐欺商法のターゲットになっている。

医療割引カードは会費納入者が契約医療機関・薬局で医療費の割引を受けられるようにしているものだが、この背景には国民皆保険制度がなく、一部の人しか民間医療保険にはいれない現実がある。

まともな医療割引カードもある中、誇大広告で強引に契約させ、額面どうりのサービスの受けられない悪質業者が増加しているという。

日本でも民間医療保険が増えてきているが、悪質業者が出てこないような監視が必要な気がします。

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2006年3月27日 (月)

アスベスト問題

アスベストと肺がんの発病には相関関係があります。アスベストを吸いこんだ量が多いと肺がんになりやすくなります。

一般大気中にもアスベストは微量に(1Lあたり0.2-0.6本程度)ありますが、この程度では健康障害をきたしません。

アスベスト製品は建築資材として吹き付けや保温材や成型版などがあり、一部セメント板やブレーキパッドや接着剤にも含有されています。2000年以降はブレーキ関連でのアスベスト製品は製造されなくなりました。

工場などでのアスベストの空気中の基準濃度は1Lあたり150本以下とされています。

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2006年3月25日 (土)

虚血性心疾患のリスク因子

心筋梗塞、狭心症が日本でも増えてきている。

危険因子は・・・

1・年齢の上昇

2・コレステロール値の上昇

3・中性脂肪の上昇

4・血糖値の上昇

5・肥満

6・ストレス

7・運動不足

8・喫煙

9・高血圧

10・心電図異常

11・家族内の心疾患

いくつもあてはまる人は要注意です。

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2006年3月23日 (木)

健康に好ましい生活習慣

運動は・・・週2回以上。好ましくないのはしないこと。

飲酒は・・・時々かしないこと。好ましくないのは毎日の飲酒。

喫煙は・・・しないこと。好ましくないのは喫煙すること。

睡眠時間は・・・7-8時間。好ましくないのは6時間以下や9時間以上。

食事は・・・3食食べること。好ましくないのは食べなかったり、1-2食になること。

労働時間は・・・9時間以下。好ましくないのは仕事がないか、10時間以上仕事すること。

自覚的にも・・・ゆとりを感じるのが好ましく、好ましくないのはゆとり感がないこと。

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2006年3月21日 (火)

ストレスと健康障害

life change unit scoreというものがある。

ストレス度の評価法で、配偶者の死亡のストレスを100として、

離婚は73、別居は65、留置所拘留・親密な家族の死亡は63。

自分の病気や傷害は53、結婚は50!

失業が47、夫婦の和解・退職は45。

家族の一員の健康の傷害は44、妊娠は40!

性の問題・家族に新しいメンバーが加わること・新しい仕事への再適応は39。

経済状況の変化は38、親友の死亡は37、異なった仕事への配置換えは36。

・・・1年間にこの点数が150点以上になると翌年深刻な健康障害の起きる確率は53%になるとのことです。

平穏無事が体にとっても何よりですね。

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2006年3月19日 (日)

食物連鎖における水銀濃度上昇

環境汚染の影響で水銀が海水中に増えている。

海水中の水銀は食物連鎖で魚介類でその濃度が高くなっている。

一方で、魚介類は良質な蛋白質やEPA・DHAといった生活習慣病予防にいい物質やカルシウムなどの微量栄養素も含んでいる。

こうした状況を鑑みると「妊婦では」適正な量の魚介類摂取に気をつける必要がある。

「妊婦では」一部の魚介類に偏った摂取を避けたほうがいい。一般の人や子供はあまり気にしなくてもよさそうです。

バンドウイルカ・コビレゴンドウには水銀が多いので前者で1週間に10g程度まで、後者で1週間に40g程度までにした方がいい。

キンメダイ・メカジキ・クロマグロ・メバチ・ツチクジラ・マッコウクジラ・エッチュウバンガイも水銀が多めなので1週間に80g程度にするのが目安です。

キダイ・マカジキ・ユメカサゴ・ミマミマグロ・ヨシキリザメ・イシイルカもやや水銀が多く、1週間に160g程度を心がけた方がいいです。

その一方で乾電池・蛍光灯の水銀回収の徹底をする活動が重要でしょう。(日本製造の乾電池は水銀なしになってきたようですが、途上国の乾電池には水銀が含まれています。)(蛍光灯のリサイクルはまだまだ普及していないようです。)

#この水銀過剰摂取の注意は妊婦に限ったことです。

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2006年3月17日 (金)

痛風予防

尿酸値が高くなって、足の親指の付け根が痛くなる・・・それが痛風です。

痛風になるには尿酸値の高い時期が何年か持続している。

いきなり痛風にはならない。

尿酸値高値が持続して関節内に尿酸結晶が蓄積され、尿酸結晶を異物と認識した白血球が炎症を起こし痛風発作になる。

痛風の場合に高くなる尿酸は腎臓から排泄されるため、腎・尿管で尿路結石を起こす場合もある。

通風は肥満・飲酒・激しい運動・ストレスで起こりやすいのでその管理が必要です。尿酸はプリン体から作られるのでプリン体を多く含む食事に気をつけることも大切です。

また水分をよくとって排尿を促し、適度な有酸素運動を心がけることも大切です。

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2006年3月15日 (水)

リバウンド

脂肪細胞にはレプチンが含まれています。

レプチンは脳の視床下部に作用して食欲を調整します。

「急なダイエット」で脂肪細胞が減少するとレプチンも減ります。

→レプチンが減ると飢餓状態と勘違いして食欲を促進する指令を脳に出します。

→ダイエットをしているのに食欲が増して体重が増えてしまいます。これがリバウンド!

「急なダイエット」では水分減少とエネルギー減少をおこします。

→筋肉のエネルギーから減少します。筋肉が減少します。

→筋肉でエネルギーが使用されなくなると、次にきたエネルギーは脂肪に変わってしまう。これもリバウンド。

ダイエットは急にしない!運動しながら筋肉の減少を防ぎながら行う!

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2006年3月13日 (月)

腰痛予防運動

腰痛予防の運動には

1・腰椎椎間板後方面の引き伸ばし・・・あごを胸につけ、ひざを胸につける。えびの丸まり。

2・腰部の刺激・・・座った姿勢から手を伸ばし、頭と手を床につける。祈りの姿勢。

3・腰椎椎間板前方面の引き伸ばし・・・仰向けになって、腰を上げる。えびぞり。

4・腰部の刺激・・・仰向けになって両手を胸で組み、ひざを立てて、頭を上げておなかを見る。首腹筋の姿勢。

いずれも、腰椎の椎間板に一定状態の圧力がかかり過ぎないようにする運動です。姿勢を変えて筋肉を伸ばし、ぬるま湯の長い入浴でほぐしたりするのが重要です。

腰痛はストレスや過労による血行障害などが引き金になります。長時間同じ姿勢、動作を繰り返すことで悪化します。冷えなどの血行不良や自律神経障害も腰痛を起こします。

青み魚などの摂取で血行をよくするこころがけも重要です。コーヒーや緑茶でからだを冷やすより紅茶やココアで体を温めるほうが効果的です。

あまり長い腰痛の場合は内臓疾患が隠れている場合もあるので要注意です。

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2006年3月11日 (土)

民間医療保険

民間医療保険がブームである。

厚生労働省の医療制度改革、特に自己負担増への反旗かもしれないが各社がしのぎを削っている。

入院と手術給付金にしぼった保険料の安いものから、手術給付金の対象範囲の拡大、解約返戻金ありなどで保険料の高めのものまである。

入院給付日数の上限が180日までのものや、手術給付対象が88手術あるものまで。もちろん保険料は高くなるのでしょうが・・・

また、生命保険とちがって、保険会社の将来の支払い原資に対する準備金積立がどうなっているかも情報開示不足気味のような気がしますがどうでしょう。

厚生労働省も国民皆保険制度維持のために、費用削減一筋だけの考えから脱却する必要があるかもしれません。

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2006年3月 9日 (木)

過活動膀胱

頻尿と夜間頻尿で悩む人は過活動膀胱の場合がある。

尿意切迫感は過活動膀胱に必須ですが、切迫性尿失禁は過活動膀胱に必須ではない。

診断には尿流動態検査を行うこともあるが自覚症状が大切です。

過活動膀胱には神経障害を伴う神経因性と前立腺肥大や骨盤底筋障害で生じる非神経因性があります。

過活動膀胱の治療は薬物療法が主体ですが、膀胱炎・前立腺炎・間質性膀胱炎・腹圧性尿失禁・尿路結石・膀胱腫瘍・子宮内膜症・心因性頻尿との鑑別も必要ですので、医師の診察を受けてください。

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2006年3月 7日 (火)

NERD・GERD・barrett

胸焼けを来たす病状で軽いのはNERD(びらんのない逆流症)。

胸焼けを来たす病状でよく見かけるのはGERD(胃食道逆流症)。

でもNERDは必ずしもGERDに移行しない。GERDで効果のあるPPIはNERDの3割の患者で効かないのです。NERDは食道知覚過敏ともされ、50歳以下の女性に多いと言われているからです。

GERDでは男性が多く、胃と食道のつなぎ目がゆるかったりしますが、NERDではゆるい場合は少なく、体重も多くない場合が多い。

GERDの90%は症状のひどくない、gradeABといわれるものです。一方で症状のひどいgradeCDは必ずしもgradeABから進行していかない。

しかしgradeCDからは食道がんの前がん状態ともされるbarrett食道ができてくる。

胸焼けをあなどるなかれ。

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2006年3月 5日 (日)

膝の退化予防

膝は消耗品です。

もちろん病気で悪くなる場合は整形外科での治療が必要です。整形外科では関節内注射を週1回、5週程度試みることもあります。ひどい場合には人工関節にすることもあります。

一方で、老化・肥満とともに機能が落ち、痛みが出てくる場合もあります。

膝関節症状を予防するにはどうしたらいいでしょう?

体重が多い場合は体重減少がまず第一です。ひざ専用サポーターで負担を軽減する方法もあります。そのほかには足の筋肉を鍛えて予防するのがいいでしょう。

足の筋肉トレーニング(痛みのない場合のトレーニングです)

①椅子に座って片足の膝の下を持ち上げて水平にする。

②水平にしたままの膝を10秒間保つ。

③膝をもとにもどす。

①~③を左右交互に何度か試してみましょう。

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2006年3月 3日 (金)

介護予防は生活不活発病予防

糖尿病・高血圧・高脂血症などの疾病予防は生活習慣病予防です。一方で介護予防は生活不活発病予防といえます。

外出が減って閉じこもりがちになる。

自宅内で歩行が減ってくる。

食事・入浴・洗面・トイレに不自由が出てくる。

歩行補助具がないと歩行できない。

車椅子を使用しないと移動できなくなる。

家事が出来なくなってくる。

家庭での役割が減ってきている。

日中の活動性が落ちてきている。

これらはすべて生活不活発病のサイン。介護予防が必要なサインです。介護予防は生活不活発病予防そのもの。

2006年4月からは介護認定されていれば介護予防サービス事業者の世話になるのも一つですが、認定されていない人は地域支援事業を利用するのも一つです。

元気で活気のあるシニア生活は本人の認識から始まります。

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2006年3月 1日 (水)

医療機器・医療関連品の輸出入

医療機器・医療関連品の輸入額が一番多いのは人工関節・人工骨で1260億円以上、二番目は血管用チューブ類で910億円程度、三番目はコンタクトレンズで900億円程度である。

そのほか輸入額が多いのはペースメーカーが400億円以上、MRI・人工呼吸器がいずれも200億円以上、CAPD関連・留置チューブ類・血液回路。人工心臓弁がいずれも100億円以上である。

一方で医療機器・医療関連品の輸出額が一番多いのはエコー(東芝・フクダ電子・島津製作所など)で620億円程度、二番目は採血・輸血用品(テルモ・ニプロなど)で500億円程度、三番目が内視鏡関連(オリンパス・東芝など)で420億円程度である。

その他に輸出額が多いのはCTが400億円程度、透析器が250億円程度、医用写真フィルム・MRIがいずれも200億円程度、化学自動分析装置・免疫反応測定装置がいずれも100億円程度である。

人工関節・人工骨やペースメーカーや人工心臓弁の開発は日本でもっとがんばってもらいたいものです。

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