在宅療養支援診療所
2006年4月の診療報酬改正で在宅療養支援診療所が創設されました。
緊急時に連絡体制が取れて、24時間往診ができる体制等を施設基準にしています。
在宅医療は在宅介護と共に増えてきているようですが、この在宅療養支援診療所規定で、いわゆるマンション一室診療所(外来のない往診専門診療所)に規制がかかっていくような気がします。
24時間連絡と往診ができるようにするには複数医師による往診専門診療所にならねばならず、複数医師による往診専門診療所の成立の可能性は現在では少ないものと思われます。
今後、医師過剰時代になっていけば複数医師による診療所もありうるとは思われますが、現在ではまだその状況にはないものと思われます。
また、24時間訪問看護ができる体制の確保も在宅療養支援診療所には求められており、訪問看護ステーションの現状のマンパワーではなかなか条件クリアできなさそうです。現在と同じような名目のみの24時間訪問看護可能なステーションの改善は難しいのではないでしょうか?
更に在宅療養支援診療所には急変時の入院病床の常時の確保が求められており、この適応を厳密にすると提携病院の1床を買い取るような状況がなければなりません。この基準はマンション一室診療所の淘汰を促しているようです。
一方で、有床診療所の在宅療養支援診療所への移行を推進させようとしているのでしょうが、現状の有床診療所の医師は高齢でいまさら24時間の往診体制で在宅療養支援診療所へと言っても無理な話。
暗黙の了解がまかり通るような制度では無意味ですし、制度が成り立たないようでも仕方ないし、理想と現実とのギャップが大きい、机上の在宅療養支援診療所(空論)のようですがどうなのでしょう。
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