« 高齢者医療制度 | トップページ | 喘息患者 »

2007年1月10日 (水)

1月10日、日本経済新聞「成長を考える」第3部、生産性というもの2について

シリーズ記事では「医療=産業」論という副題がついていた。

医療経済はpseudomarketである。医療産業もpseudoindustryではないか。単純に医療=産業とは言えない。命を扱う仕事に純粋な産業論議はなじまない。

保険経済統制化に価格決定権が供給サイドになく、需要も確率的な問題要素もあり、サービスの結果には不確実性が伴い、需要と供給を基本とする通常の経済論は成り立たない。

東京ミッドタウン・メディカルセンター院長が「同じ安全性の下でエコノミークラスとファーストクラスがある飛行機と同じ」というのは医療保険診療下での話であり、自由診療ではエコノミークラスとファーストクラスはサービスの質も値段もはっきりと分かれている。

記事では「医療機関が普通の産業のように競争を通じて収益性を高めてこそ最低限の医療も含む幅広いサービスの素地ができる」とされているものの、収益性ばかりを考えれば、不採算で必要な医療はなくなっていく。最低限の医療が受けられなくなる。

「高額な高度医療はいつしか一般化し、いずれ全体の医療水準を底上げする」という記事の結果は、医療費の更なる高騰を招き、保険財政の破綻する道筋である。

高齢化が進む中で、医療費を上げずに、効果的な医療を行う難題ではあるが、現状の日本はすでにかなり効率的に効果的な医療を行っているとWHOは評価している。

それが、悪化していかないことを望みたい。

|

« 高齢者医療制度 | トップページ | 喘息患者 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138168/13421122

この記事へのトラックバック一覧です: 1月10日、日本経済新聞「成長を考える」第3部、生産性というもの2について:

» ビューティー [TokyoMidtown-東京ミッドタウンガイド]
東京ミッドタウンに世界中から「美と健康」のコンテンツを集めた、「トータルビューティーコンプレックス」が誕生。 [続きを読む]

受信: 2007年1月14日 (日) 17時09分

» 東京ミッドタウン 求人 [TokyoMidtown-東京ミッドタウンガイド]
六本木の東京ミッドタウン求人情報。ミッドタウン内でのアルバイトからレギュラーワークまで仕事情報が盛りだくさん。 [続きを読む]

受信: 2007年1月18日 (木) 16時44分

» メディカルセンター [TokyoMidtown-東京ミッドタウンガイド]
東京ミッドタウンのメディカルセンターはジョンズ・ホプキンス・メディスン・インターナショナルとの提携により実現。一般クリニックだけでなく、アンチエイジングなどの美容クリニックも併設される。 [続きを読む]

受信: 2007年1月18日 (木) 16時46分

« 高齢者医療制度 | トップページ | 喘息患者 »