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2008年6月 5日 (木)

福島県立大野病院帝王切開手術女性死亡事故最終弁論

福島県立大野病院帝王切開手術女性死亡事故での最終弁論では、癒着した胎盤の剥離を継続したK医師の判断・処置は臨床医学の実践における医療水準にかなうものであり、過失はなかった(業務上過失致死罪はない)と主張がされた。

検察側は産婦人科医としての基本的注意義務に違反したとしている。

そもそもこの問題は臨床行為での事故で逮捕されるという根本的問題がある。

裁判での争点は、癒着した胎盤の剥離を継続したK医師の処置が妥当であったかどうか、胎盤剥離中の出血量はどうか(大量出血があったか、産科DICであったのか)などである。

異常死の届出義務を明記した医師法21条違反に関しては、客観的異常がなかったことや、医療行為の過失がなかったことなどから違反がない(医師法違反の罪もない)と弁論されている。また、大野病院のマニュアルや院長の指示からも違反がないとし、検察側が専門家の意見聴衆なく起訴している医師の専門性への軽視を問題視している。

K医師の意見陳述でも申し訳ない思いや重い事実としての受け止めや家族への申し訳ない気持ちを述べている。

鑑定人に関しても弁護側鑑定人はその実績から信頼性が高いと弁論している。

予見可能性に関しては困難とし、医療措置の妥当性と相当性はあるとし、供述調書は取り調べの勾留期間中に連日実施され捜査官が被告人に供述させたいと希望した事実を供述という名のもと供述調書という形式の書面にまとめたものにすぎないとし、医師法21条違反はないとし、萎縮医療の悪影響にも言及した弁論になった。

また癒着胎盤というきわめてまれに疾患の施術に関する過失の存否の判断で、合理的な判断がなされずに起訴されていることへの疑問も弁論されている。

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