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2010年2月22日 (月)

全国医学部長病院長会議報告

臨床教員(臨床医)数は、既存の1大学当たり647.5人です(基礎医学・付属施設他除く2007年データ、全国医学部長病院長会議医学教育委員会調査)。

現時点でも、毎年約4400人ずつ医師は増加しています(年10万人あたり3.5人の増)。医師養成数を1.5倍とすると、入学後学生が卒業する年のわずか6年後にはマニフェストの目標値である経済協力開発機構(OECD)平均の10万人当たり300名に到達します。また、その後、約10年を待たずに世界一の10万人当たり400名に達します。
現在の米国医師養成大学は130校です。これを日本の人口当たりに換算すれば49校であり、80校の医師養成大学を擁する日本で、多大なる経済的また人的負担をかけて医師養成大学を新たに増設する意味はありません。

現在、毎年医籍から抜けてゆく医師数は約3500名です。従って、目標とする医師数の増員を達成した後は、一校当たり約50名弱の定員で充足する事になります。設備投資に多大な資金を投入し、教育者を雇用した後の定員削減は容易ではありません。

新たに医学部を増設することは、歯学部、薬学部、法科大学院の先例で経験したように、「百害あって一利なし。」です。

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2010年2月 2日 (火)

医学生の針刺し事故

Academic Medicine2009に発表されたジョンズホプキンス大学の報告では、

医学生(研修医調査)の間では針刺し事故が日常的に発生し、血液感染症のリスクにさらされているという。

報告では研修医の59%で医学生時代に針刺し事故を経験している。その半数は医務室への届出をしていないという。

これ は、医療界がもっとも技術の未熟な者を最も高リスクの現場に配置していることが原因でもある。シュミレーションの活用が望まれるところでもある。

一方で、針刺し事故を起こしても適切な手順に従って治療を受ければ、深刻な事態に陥る人はほとんどいないので、正しい報告とその後の対処が望まれる。

ミスを報告する文化作りが必要である。

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