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2012年9月 6日 (木)

医学部新設問題

医学部を新設して医師不足を解消するという意見があるが、医師不足より医師の偏在が問題であり、医学部を新設しても医師不足は解消しない。

また医師養成には学部で6年、前後期研修で5年かかり、いずれ半減する日本の人口減少に伴う医師過剰になった場合にその数を減らすのにも10年以上かかる。

しかも医師偏在に際して既に医学部定員が地域枠で増やされており、その補充効果にはまだ10年近くかかり、効果判定も出来ていない状況である。
更に医学部定員も既に増やされており、その補充効果にはまだ5年近くあり、効果判定も出来ていない状況である。

弁護士数不足と騒がれて司法試験合格者数を増やして失敗したと減らすのに苦労している昨今、医師不足と騒がれて、乗せられて、医師偏在問題を重視しないと、医師過剰になってから解消にまで10年以上もかかるのである。

また既存医学部にも編入枠がすでにあり、多彩な人材を医師にするための医学部新設の意見も的を得ていない。ポストドクター過剰を医学部新設の編入で受け皿にする意見もあるが、現在の既存医学部編入枠で対処すればいいだけの話である。

医学部新設は医科大学を作りたいだけのプロパガンダ的要素が大きい。その悪影響もしっかりと考える、見間違えない必要がある。

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