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2012年10月10日 (水)

iPS細胞

1962年にジョン・ガードン教授がオタマジャクシの体細胞から核を取り出し、核をのぞいた未受精卵にいれると初期化されることを発見。

1997年イギリスのチームがクローン羊を発表。

2006年山中伸弥教授がマウスのしっぽから採った体細胞に4つの遺伝子を導入して様々な細胞になる能力を持つiPS細胞(induced Pluripotent Stem Cell)を作った。2007年にはヒトの皮膚細胞でも成功した。

病気の患者の細胞からiPS細胞を作り、薬剤を投与したりして効果や毒性も調べらたり、途中で病気になるのを食い止めることが出来るかもしれない。★病気のメカニズムの解明★リプロセルではiPS細胞由来の臓器細胞の販売を行い、タカラバイオでは体細胞からiPS細胞を作るために必要な遺伝子組み換え材料キットを販売している。
iPS細胞から神経幹細胞や心筋細胞を作って患者に移植して病気を治す再生医療の実現も可能になるかもしれない。★細胞移植★特許管理はiPSアカデミアジャパンが行っている。
現在、京都大学ではマウスのiPS細胞から卵子を作り、子を誕生させることも可能になったが、雌雄とも体細胞から生命誕生させうることで倫理的な問題もでてくる。
国際幹細胞学会ではヒトiPS細胞から肝臓(横浜市立大学)、インスリン(東京大学)も作られた報告がされた。
血小板(東大と京大のチーム)、加齢黄斑変性(理化学研究所)の研究も進む。
京都大学では拒絶反応を起こしにくい白血球型75種類で日本人の80%をカバーするiPS細胞ストックをつくる計画もある。
いったん決まった細胞の役割が他の細胞に変化できないのは何故か?
がん細胞もiPS細胞にリセットして本来の細胞組織に分化出来ないか?
iPS細胞からどのように臓器細胞に分化するのか?
山中伸弥教授は理化学研究所のマウスの遺伝子データベースから、プログラム解析して100程度の遺伝子を選び出し、実験と文献から24個の遺伝子に絞った。
組み合わせでなく24個全部でリセットが出来たため、1個づつのぞいて4個の遺伝子を発見した。
4因子の一つは癌遺伝子c-mycであったが、c-mycなしでもiPS細胞が作れることも示された。
山極勝三郎氏は1926年に人工的に皮膚癌をつくってノーベル賞候補になっている。
がん細胞も一時リセットされてから癌化されるのか?
残る3遺伝子がどうやって細胞を初期化するのかは分かっていない。何故?
iPS細胞の癌化はなぜ起こる?

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